

「哲学の道」というのをご存知でしょうか?
京都市内に住んでいる方ならだれもが知っている散歩道なんです。
紅葉で有名な禅林寺(ぜんりんじ)浄土宗西山禅林寺派総本山の寺院なんですが、まぁ通称の永観堂(えいかんどう)と言った方がわかりやすいですかね。
その永観堂付近にある熊野若王子神社前(くまのにゃくおうじじんじゃ)の冷泉通(れいせんとおり)若王子橋を南端として始まり、東山山麓の琵琶湖疏水に沿って今出川(いまでがわ)白川(しらかわ)通りの交差点浄土寺橋(じょうどじばし)を北端として続く約2kmの散歩道を哲学の道って言うんですよ。日本の道百選にも選ばれています。
銀閣寺西の今出川通銀閣寺橋を北端という文献もありますが浄土寺橋脇にも哲学の道となっていますので地元ではここが北端と認知されています。
哲学の道の距離なんですが2㎞や1.8㎞などいろいろ言われています。
ま、だいたい2㎞と考えて歩いていただければいいと思います。
普通に歩くだけなら30分~40分くらいでしょうが、途中に様々な名所旧跡がありお店も多くあるので寄り道が増えると1日でも足りないことになります。
あっ、もちろん走ってもらってもいいですよ。(笑)
それいに、すべてを歩かなくても途中までとか、途中からとかでも楽しめるところはたくさんあるのでお好みにされればいいです。
地域の皆さんは毎日散歩されていらっしゃる方や犬の散歩をされている方ジョギングされている方もいらっしゃいます。
また、スケッチをされる方やベンチや石に腰掛けお話されている方などいろいろな方々が哲学の道を利用されています。
観光客にも人気です
地域の人々だけでなく日曜や祝日などは観光客もとても多い道です。
桜の季節は特に多く、その哲学の道と桜と疎水のロケーションがとてもよく、写真撮影される人たちで道を横切るのにも一苦労するほどの賑わいになります。
そんな哲学の道ですが道沿いにお土産店や飲食店などお店が多く並んでいたり、そこからほんの少し脇道にそれるとまたまたいろいろなお店や名所がいっぱいあります。
四季折々にいろいろな花が咲き変わり同じ道なのに違った雰囲気を味わえます。
私は、桜のあとしばらくするとみずみずしい新緑に包まれる哲学の道が好きですね。
時間帯によっては人も少なくゆっくり時間が流れていきます。
新緑の哲学の道はおすすめですね。
冬も人がいなくていいんですがやっぱり寒いです。(笑)
寒さに強い人なら真冬の哲学の道も良いですよ。
雪なんか積もった日には早朝からあちらこちらでカメラをもった人たちが写真撮影しています。
北からでも南からでも途中からでもいいですよ
この哲学の道ですが、北から歩いていくのか南から歩いていくのかによっても行程が変わってきます。
というのも北端から先も疎水に沿った道が続ています。
一乗寺という地域までは途中桜のきれいなポイントもあり地元に人しか知らない隠れた名所です。
南端から少し行くと永観堂、南禅寺、インクライン、平安神宮など知名度の高い観光地が数多くあります。
ま、その分人も多いのですけどね。
ですから、哲学の道を歩くときは1日ではなく複数日を予定に入れるか
また次回京都を訪れたときに続きを歩くとかすると毎回新しい発見ができること間違いなしですよ。
次回からは、四季折々にいろいろな景色が楽しめる哲学の道界隈の名所旧跡はもちろん隠れた見どころやお店などを各地域ごとにご紹介しますね。
けっこう狭い範囲の中に見どころが多い箇所もありますからね。
楽しみにしてくださいね。